ホスト漫画 – ホストとシャンパン(エンジェル編)【ルナはホストに夢見たい】

ホスト漫画 – ホストとシャンパン(エンジェル編)【ルナはホストに夢見たい】

ホスト漫画 - ホストとシャンパン(エンジェル編)【ルナはホストに夢見たい】

エンジェル、かわいいから仕方ないですよね〜〜。
結局水色もピンクも両方卸しましたとさ。

…ということで、今回もシャンパンについてコラム書いてみました!

お暇つぶしにどうぞ🍵


【ホストクラブのシャンパンは飲むために存在しない】

ホストクラブのシャンパンは、飲むために存在していない。
「担当の価値をつけるため」にある。

ホストクラブのシャンパンや飾り物の相場は、小売価格のなんと10倍といわれている。
要するに、小売価格が1万円のお酒だったら、ホストクラブでは10万円出さないと飲めない。
なんならそこにtaxが加わり、総計はもっと高くなる。

普通の感覚なら、バカバカしいと思うだろう。

だが、ホストクラブに通う女の子はそれを甘んじて受け入れ、あまつさえ支払っている。
なぜなら、彼女たちは前述の通り「担当の価値をつけるため」にシャンパンを入れているからだ。

ホストクラブにおけるシャンパンは、売り上げと店内での地位の確立、SNSでのブランディングに使われる。
言ってしまえば『単なる記号』でしかない。

もちろん、女の子にとってのシャンパンにもメリットはある。
通っている店内での地位の確立とSNSでのブランディング、さらに担当からの『好意に似た何か』を獲得することができるからだ。

つまり、お酒としての価値はほとんど皆無と言える。

それゆえおかしな話だが、高額を払って卸したシャンパンの味を知らない女の子も多い。
だってシャンパンは自分が飲むものではなく、担当に価値を持たせるためのものだから。

担当の売り上げに貢献して、担当のナンバーや肩書きを高めていくこと。
それに向かって、担当と女の子が一丸となって頑張ること。
その積み重ねで、ホストと女の子の絆が深まる。

卸したシャンパンには、2人の物語が詰まっているのだ。

余談だが、私はこれを擬似恋愛ならぬ『擬似青春』と呼んでいる。

夜の世界では「愛は金額で伝える」のが常識。
好きの気持ちは金額の大きさで表すという文化かつ、シンプルでありながらもド直球の愛情表現だ。

ホストクラブに通う女の子たちは、これを「愛は伝票で伝える」「被りは伝票で殺せ」というスローガンにし、担当への想いの強さを伝票に託している。

愛の大きさが金額で如実に可視化できるのは、面白い文化だと思う。

そんな中で、人に愛を上手く伝えられない不器用な女の子たちが、精一杯数字で愛を伝えていると思うと愛おしくなる。
……と、同時に残酷なことだとも思う。

本当の愛の大きさなんて誰にもわからないのに、数字だけで決まってしまうのか……。
でも、それが夜の世界の掟だ。

今日も明日も、『担当への愛』という名のシャンパンが歌舞伎町で卸されている。
きっとホストもホストに通う女の子も、シャンパンを美味しいと思いながら口にしていないだろう。

でも担当と「不味いね」と笑いながら飲むシャンパンが、この世で1番美味しく感じるのだから仕方ない。

だって、それがどうしようもなく幸せな時間なのだ。

【ベテランホス狂いのルナが解説💖お役立ち!ホスクラ用語集はコチラ♪】

【ホス狂といえばシャンパン!あるあるエピソードはコチラ🍷】

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夢見ルナ

夢見ルナ

歌舞伎町の沼にハマったホス狂い風俗嬢☆ 担当のために毎日お仕事頑張ってます! 今月は何本シャンパン入れられるかな~♪

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