唾ローションとは？ダメな理由や穏便に断る方法を現役風俗嬢がまとめてみた

唾ローションとは、その名の通り唾液をローション代わりに使用する行為。

意識しない人はナチュラルにやってしまいがちですが、実は危険な行為だというのはご存知ですか？

この記事では唾ローションの説明だけでなく、風俗でお客さんへ説明しづらい方のための断り方や、対策の仕方もお伝えしていきます。

唾ローションとは？

唾ローションとは、唾液を潤滑剤代わりに使用する行為を指します。

なぜ唾液を使用するかと言うと、膣への指の挿入時の摩擦を軽減するためです。（※パートナーとのセックスの場合は陰茎の挿入の場合も含む）

例えば膣内が濡れにくい体質の方や、前戯が不十分で濡れていない場合などで、主に男性側が実施することが多いでしょう。

唾ローションがダメな理由って？

例え性行為をスムーズに進めるためだとしても、唾ローションは病気にかかるリスクがあるため避けましょう。

もちろん100%病気に罹るわけではありませんが、どんなに口内を綺麗に保っている人でも唾液には大量の細菌が含まれています。

そんな唾液が膣や尿道に入ると、膣炎をはじめとしたさまざまな病気にかかる可能性が考えられます。

細菌が膣内に入り増殖すると、粘膜が炎症し「細菌性膣炎」や「カンジタ膣炎」によってかゆみや痛みを覚える場合があります。

また膣ではなく尿道から膀胱に細菌が入ると膀胱炎になり、排尿時に痛みを感じる可能性もあるとか……。

リスクのある行為としては、指を舐めて膣入れ、クンニ、フェラの後の挿入などが挙げられます。

このように唾液が性器に付着or膣内や膀胱内に入れば、病気にかかるリスクが高まるでしょう。

【風俗の性病についてまとめてみた】

唾ローションを穏便に断る方法

唾ローションの危険性が分かっても、防げなければ意味がありません。

そこでここからは、唾ローションを穏便に断る方法をご紹介します。

ローションや潤滑ゼリーを提案する

唾ローションを避けるためにも、まずは相手にローションや潤滑ゼリーの使用を提案してみましょう。

ちなみにローションや潤滑ゼリーはドラッグストアや大型の雑貨店に売っていますよ。

使用する際は手のひらにとり、デリケートゾーンに塗っていきます。

無理に膣奥まで塗っていくというより、入口付近から馴染ませていきましょう。

とはいえ大量に使うと、垂れてきて下着や服、シーツなどを汚してしまう可能性があるので注意。

濡れやすさは個人差があるため、最初は500円玉くらいの量を目安に適した量に調整していってくださいね。

伝える際に大切なのは、あくまで「より良い選択肢を提案している」とほのめかすこと。

上記のような伝え方なら直接的に唾ローションを拒絶しているわけではないので、相手も納得しやすいのではないでしょうか？

前戯を丁寧におこなってもらう

前戯を丁寧におこなってもらえば、そもそも唾ローションが不要になる可能性が高いでしょう。

なぜなら唾ローションの目的として、膣内への摩擦を防ぐことが挙げられるから。

丁寧な前戯によって快感が高まれば、膣内は濡れやすくなるでしょう。

ただし相手の協力が不可欠で、前戯の時間も長く取る必要があります。

特に風俗だと、時間を気にして早くプレイを進めたくなるお客さんは少なくありません。

丁寧な前戯をしてもらうには、以下のような会話で誘導してみてください。

してほしいプレイをほのめかすか、具体的に示すかは相手を見て判断しましょう。

時間を気にして焦っている相手には、具体的に示したほうが次のプレイへの移行がスムーズかもしれませんね。

責めるほうにまわって主導権を握る

女性が責めるほうにまわることで、主導権を握ってしまう方法も有効です。

そもそも唾ローションをされてしまうのは、男性が自由に責められる状況にあるから。

すなわち女性が責める側にまわれば、唾ローションを使う機会を減らせるでしょう。

男性受け身のコンセプトではないお店に在籍している場合は、以下のような伝え方をして責めにまわってみてください。

唾ローション回避のために主導権を握る際は、あくまで「今日は責めたい」「私が気持ち良くさせたい」など相手の立場を考えた伝え方をしましょう。

はっきり「良くない」と言う

最終手段になりますが、どうしても唾ローションを強行されてしまうならはっきりと「良くない」と伝えましょう。

男性の中には「自分がしたいから」or「何も考えず」に、唾ローションをやろうとしてくる人もいます。

その場合は明確に伝わるように、「唾ローションはやめて」と言ってしまうのも大切です。

中には言いづらいと感じる方や、反発を気にする方もいるでしょう。

とはいえ相手と良好な関係を続けるためにも、自分の体を守ることは優先していくべきだと考えます。

理解してもらえるように、誠意を持って「やめてほしい」と伝えてください。

お客さんがプレイ中に唾をつけてくる理由って？

男性の思考を把握しておけば、中には対処できるものもあります。

なぜ唾をつけようとしてくるのか確認しておきましょう。

思ったより濡れていなかったから

女性の膣が想定しているより濡れていなかった場合に、唾ローションをしてくる男性が多いと言います。

唾ローションは良いほうに捉えれば、男性なりの「乾いていて痛いだろう」という配慮からくるもの。

もちろんそこまで考えておらず、「濡れてない＝濡らす＝唾がてっとり早い」といった思考でやってくる方も多いでしょう。

ただしこの場合、前述したようにローションや潤滑ゼリーの提案により唾ローションを回避できます。

自分の唾で興奮している

風俗のお客さんの中には、自分の唾液で興奮するからという理由で唾ローションをしてくる方がいます。

正確には「自分の唾が女の子に付いている状態」に興奮しているのでしょう。

これはもうその方の性癖になっているため、お願いしてもやめてくれる可能性がだいぶ低くなります。

ただお願いするだけでなく、「聞き入れてもらえない場合はサービスの継続が難しい」といった実害を絡めた伝え方をする必要がある場合も。

AVの影響を受けている

AVの影響を受けて「性的プレイの際には唾ローションをするもの」と思っているお客さんはかなり多い傾向にあります。

おそらくですが、男優さんが女性器に唾を付けているシーンを見て刷り込まれているのでしょう。

AVは男性の性欲解消のコンテンツとしてあまりにも身近なもののため、ある意味で間違った知識を仕入れてしまうのは仕方のない部分もあります。

もし相手があまり疑問なくやっていると感じた場合は、「実はリスクのある行為なんだよ」と正しい知識を教えてあげるようにしましょう。

唾ローションへの予防とリスク対策！

唾ローションについて、リスクや断る方法をお伝えしてきましたが、それでも100%防げるとは限りません。

自衛のためにも予防やリスク対策はしておきましょう！

市販の潤滑剤を常備しておく

前のトピックでも解説しましたが、市販の潤滑剤を用意しておくのはリスク対策にうってつけ。

特に風俗の場合、お客さんに持ってきてもらうことは望めません。

そのため、可能なら備品としてお店に用意してもらえないか相談してみましょう。

もしお店が用意してくれないとなった場合、自分の出費にはなってしまいますが安全のため潤滑剤を買っておくと安心です。

【仕込みローションの使い方を知っておこう】

免疫力を高める

人間には細菌に対する抵抗＝免疫があるため、これを高めておくのが重要です。

申し上げてきている通り、唾ローションは絶対に防げるわけではありません。

特に風俗で働いていると、唾液の付着や粘膜接触は日常的でしょう。

それでも病気にならないのは、免疫力が働いてくれているおかげ。

普段から免疫力が高まる生活を心掛けていれば、健康を保つことができます。

お客さんに口内を清潔にしておいてもらう

プレイ前に相手に口内を清潔にしてもらえば、唾ローションをされたとしてもある程度のリスク対策になります。

なぜなら口内には細菌がたくさんいるものの、歯磨きやうがいで一時的にその数を減らせるから。

完全にゼロとはいきませんが、細菌の数を減らすことで病気になる確率は下げられるでしょう。

スタッフが事前に伝えてくれるお店もありますが、キャスト自身も確認を忘れないようにしましょう。

【風俗でのイソジンの役割をチェック！】

まとめ：唾ローションはやるのもやられるのも避けよう！

唾ローションのリスク、回避や予防の方法などをご紹介してきました。

また、女の子側だけでなく男性側にもリスクはあります。

例えば意図的に尿道に唾液を流し込むようなプレイは膀胱炎を引き起こす可能性があるため、プレイの内容には注意しましょう。

お互いに唾ローションは避け、安心できるサービスのやりとりをしてくださいね。